BASIC ABILITY TEST
OVERVIEW
経済産業省が提唱する「人生100年時代」に求められる「社会人基礎力」を可視化するための試験です。
「リカレント教育」をサポートし、副業・テレワークなど多様化する「働き方改革」に対応することができます。
大きく分けた3つの要素をさらに12の能力要素に細分化し、
実務を意識した設問で自分の長所・短所が一目でわかるよう分析されます。
社会人基礎力認定試験の回答内容に応じ、3つの能力、12の能力要素ごとの点数とレーダーチャートで結果が表示されます。
自分自身の長所と短所も一目でわかるようになっているので、これらの結果をもとに自分自身に足りないスキルの再教育や、長所をより伸ばすためのきっかけにすることができます。
POINT
経済産業省は2006年、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な力を「社会人基礎力」として定義しました。「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力と、それらに付随する12の能力要素で構成されます。政府は、人生100年時代において1つの企業で働き続ける終身雇用ではなく、本業以外の仕事を持つ「副業」、複数の仕事を平行して取り組む「パラレルキャリア」などの「働き方改革」を推進し進めています。コロナ禍でテレワークやオンライン会議が定着し、主体的に目標を定め、コミュニケーションできる人とできない人の能力の差が顕在化しています。ライフステージの各段 で能力を発揮し活躍し続けるために、リカレント教育(社会人の学び直し)も推奨しています。スマートフォンで例えると、専門的なスキル(=アプリ)をアップデートするためにも、土台となる社会人基礎力(=OS)を身に付ける必要があります。
経済産業省の調査(※)で、企業が学生に対し不足していると感じている能力のトップ3は、「主体性」(20.4%)「コミュニケーション力」(19.0%)「粘り強さ」(15.3%)です。これらは、社会人基礎力の3つの能力「前に踏み出す力=主体性」「チームで働く力=コミュニケーション力」「考え抜く力=粘り強さ」と一致しています。逆に、これらの能力が不足していると考える学生の割合は、「主体性」(5.6%) 「コミュニケーション力」(8.0%)「粘り強さ」(3.0%)と低くなっています。認識のギャップから、仕事や適性のミスマッチ、就職3年以内の高い離職率などの問題が生じていると考えられます。社会人基礎力認定試験を通して、自身の能力を客観的に認識し、不足する能力を伸ばすことができます。
試験問題は、能力の有無を問う自己診断ではなく、職場で起こりうる事例に対し選択肢から正しい対処方法を選ぶマークシート形式です。試験結果は総合評価(100点満点)と12の能力要素を多角形で表したグラフの2種類。自分の長所・短所が一目で分かり、能力をグラフで可視化することで、就職や転職時の自己アピールに役立ちます。
Assumed problem
社会人基礎力試験では、次のような社会人として必要なコミュニケーション問題を中心に構成されています。
①話を聴いてもらうことによって、自分の考えの確かさに自信を持つことができるため。
②自分一人だと、どうしても考えが狭くなるので、多様な見方を吸収するため。
③人とコミュニケーションをよくとれば、情報収集が無駄なく効率的に行えるため。
4.5点:ウ ②➡①➡③ 2点:エ
解説:
柔軟な発想のためには、考えが狭くなりがちな自分1人で考えるのではなく、多様な見方を仕入れることが大切なため、②がベスト。人の話から、自分の考えを確信することもあるため③が2番手。コミュニケーションを多くすすることで、かえって余計な情報が入ってくることもあるため、③が3番手。
①なるべく早く伝えるべきなので、近くを急ぎ足で歩いている上司に、「○○の件なんですが」と話しかける。
②上司が忙しそうなので「本日ご都合良い時間で○○の件で15分報告時間を頂けますか?」とまず伝える。
③上司が忙しそうなので、一読してわかるように概要を書いたメモを上司の机に置いておく。
11.5点:ウ ②➡①➡③ 2点:エ
解説:
忙しそうな上司の都合と確実に伝わる報告方法を考えましょう。どちらも考慮できている②がベスト。①は上司の都合はあまり考えていないが、上司の都合より業務報告を確実に伝える方が優先順位が高いため、2番手。③はメモに気づかない可能性も高く、「相手に伝わる」でなく、「伝えるだけ」になっいてNG。
Implementation outline
開催日時
2022年7月31日(日) 15:30〜17:30 ※オンラインも同時開催
受験方法
会場受験:リプラスアカデミー
大阪府大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第四ビル12階 14-1
オンライン受験:zoomで問題送付、試験終了後30分以内に返信
受験費用
3,300円/1人(税込)
対象年齢
18歳以上
回答方法
マークシート
問題数
60問(12の能力要素×5問)
試験結果
約2週間後にメールにて送付
評価方法
①100点満点の総合評価
②12の能力要素を多角形でグラフ化
総合評価
4段階 プラチナ(80点以上)、ゴールド(70~ 79点)、シルバー(60〜69点)、ブロンズ(59点以下)
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